戸隠(とがくし)神社は、長野市北西部・戸隠山のふもとにある神社五社の総称で、昔から修験道の修行の場としても栄えたところ。忍者のふるさとでもあります。

戸隠(とがくし)と私のご縁はそんなに古くはなくて、DOORSの仲間である長野在住のうーみんさんが戸隠によく通ってるという話から、「私も行ってみたい!」と、戸隠詣の仲間入りをさせてもらった2009年の秋以来のこと。その2009年秋の戸隠行きがキッカケで、このDOORSというサイトを作るキッカケになった、「戸隠&瀧行ツアー」を自然発生的にやることになり、その後、ユニットとして3人で活動することになった、という流れで今に至っています。最初の3人の出会いの場が長野・戸隠であり、それからたった1年ほどでツアーなどの活動をするようになるなんて、やはり「扉を開ける」戸隠ならではなのかもしれません。

戸隠というのは、日本の神話「天岩戸伝説」と関係が深く、なんでも、宮崎の高千穂あたりに、太陽の神様、天照大神(アマテラスオオミカミ)が、弟の悪さにほとほといやになり、祠にお隠れになって、世界が闇に包まれてしまい、困った困ったどうしよう、と八百万の神々が、賽の河原で相談し、「なんか楽しいことしたら何が起こってるんだろう?って出てくるんじゃないか?」って提案した神様がいて、みんなで踊りを踊ってワイワイやってたら、興味しんしんになった天照大神が、「何事?」と隠れていた祠の扉をちらっと開けたところを、「今だ!!!」とある神様がその扉を開けて、世界が闇から光の世界に戻ってきた、というその伝説の、(すみません長くなって・・・詳細はこちらで!)その開けた扉を、もう二度と閉めないようにぶん投げたその扉が長野の戸隠山だ、ということらしいのです。

要するに、その大事な扉そのものが戸隠、というわけ。扉=戸ですね当然ながら。なので、何か新しいことをしたい、世界を変えたいときに、その戸隠に行くと、自分の隠されていた扉が開いて、人生の転機が訪れる、というわけです。そうして戸隠に行けば何かいいことが!というわけで、ここ数年はパワースポットブームもあり、夏は駐車場に車が停められないからシャトルバスが出たり、奥社への参拝に列ができたりとすごい賑わいです。

seichi1401.jpgのサムネール画像

戸隠神社というのは、奥社、中社(ちゅうしゃ)、宝光社、九頭竜社、火之御子社の五社の総称で、一番大きいのは中社なのだけれど、戸隠神社に行った!という気分になるのは、奥社(その手前に九頭竜社がある)へ向かう2㎞の杉並木を歩いたときだと思います。

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江戸時代に整えられたという杉並木の参道は、真ん中あたりにある随神門を越えたあたりから、よりいっそうと凛とした空気に変わるのがわかります。 

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この随神門から先が、戸隠神社参拝のハイライト、といってもよいでしょう。結界というものがもしあるとするならば、きっとここもそのひとつなんじゃないかな、と思わせる、そんな場所です。

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随神門の力強い字


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杉並木の途中で、穴が空いた杉がひとつあります。よくある空洞なのですが、以前ここの中に吉永小百合が入ったCMだか番組だかがあったそうで、それから中に入る人続出。今は立ち入りが簡単に出来ないようにお護りされているそうです。

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よく見ると天使みたい?な石像。天狗??なんだろう??

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