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長野県 一覧

美ヶ原。うつくしがはらと読むその高原は、名前からしてなんだか美しいっぽい?場所。

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子供の頃、乗用車を買ったばかりの両親とロングドライブして旅をした思い出の地で、
そのときに見た、霧の中の塔や、別天地のような幻想的な雰囲気は、子供心ながら
不思議な印象をもっていたものです。
それからもう何十年も経った初夏に、諏訪湖のあたりからビーナスラインと呼ばれる
以前は有料道路だった眺望のよい道を走って目的地、美ヶ原高原を再訪したのでした。

久しぶりにそのことを思い出したのは、その地を題材にした一枚の星空写真がキッカケ。
その写真を見たとき、ああ、そうだ、私ここずっとまた行きたいと思ってたんだ、と思い出
したのでした。

私もそんな星空を見て、写真を撮れたらいいな。
そんな思いを胸に現地へ向かったのだけれど、なかなかどうして自然というのはそう簡単に
夢を実現させてはくれない・・・。当日は濃い雲が覆って時折雨が混じる不穏な天候。ここは
標高2000m近い高地にあるので、天気は完全に山岳気候で、下界の天気予報は、まったく
あてにならないのです。

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雨と霧に煙る高原のベンチ

美ヶ原高原は、諸説あるようですが、江戸時代あたりの山火事で、山頂付近の森林がなく
なり草原となり、その後昭和の初めに牛の放牧が始まり、人の営みの中で今の光景が
保たれているのだそう。
なんでも「自然がいちばん!」って思いがちだけれど、豊かな自然の景色って、自然=何も
しないってことではなく、人の手が入って初めて成り立つ、というところもたくさんあるんですよね。

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この牛さんがこの牧場で過ごすことができるのはたった1年だけなのだとか。


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戸隠(とがくし)神社は、長野市北西部・戸隠山のふもとにある神社五社の総称で、昔から修験道の修行の場としても栄えたところ。忍者のふるさとでもあります。

戸隠(とがくし)と私のご縁はそんなに古くはなくて、DOORSの仲間である長野在住のうーみんさんが戸隠によく通ってるという話から、「私も行ってみたい!」と、戸隠詣の仲間入りをさせてもらった2009年の秋以来のこと。その2009年秋の戸隠行きがキッカケで、このDOORSというサイトを作るキッカケになった、「戸隠&瀧行ツアー」を自然発生的にやることになり、その後、ユニットとして3人で活動することになった、という流れで今に至っています。最初の3人の出会いの場が長野・戸隠であり、それからたった1年ほどでツアーなどの活動をするようになるなんて、やはり「扉を開ける」戸隠ならではなのかもしれません。

戸隠というのは、日本の神話「天岩戸伝説」と関係が深く、なんでも、宮崎の高千穂あたりに、太陽の神様、天照大神(アマテラスオオミカミ)が、弟の悪さにほとほといやになり、祠にお隠れになって、世界が闇に包まれてしまい、困った困ったどうしよう、と八百万の神々が、賽の河原で相談し、「なんか楽しいことしたら何が起こってるんだろう?って出てくるんじゃないか?」って提案した神様がいて、みんなで踊りを踊ってワイワイやってたら、興味しんしんになった天照大神が、「何事?」と隠れていた祠の扉をちらっと開けたところを、「今だ!!!」とある神様がその扉を開けて、世界が闇から光の世界に戻ってきた、というその伝説の、(すみません長くなって・・・詳細はこちらで!)その開けた扉を、もう二度と閉めないようにぶん投げたその扉が長野の戸隠山だ、ということらしいのです。

要するに、その大事な扉そのものが戸隠、というわけ。扉=戸ですね当然ながら。なので、何か新しいことをしたい、世界を変えたいときに、その戸隠に行くと、自分の隠されていた扉が開いて、人生の転機が訪れる、というわけです。そうして戸隠に行けば何かいいことが!というわけで、ここ数年はパワースポットブームもあり、夏は駐車場に車が停められないからシャトルバスが出たり、奥社への参拝に列ができたりとすごい賑わいです。

seichi1401.jpgのサムネール画像

戸隠神社というのは、奥社、中社(ちゅうしゃ)、宝光社、九頭竜社、火之御子社の五社の総称で、一番大きいのは中社なのだけれど、戸隠神社に行った!という気分になるのは、奥社(その手前に九頭竜社がある)へ向かう2㎞の杉並木を歩いたときだと思います。

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江戸時代に整えられたという杉並木の参道は、真ん中あたりにある随神門を越えたあたりから、よりいっそうと凛とした空気に変わるのがわかります。 

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この随神門から先が、戸隠神社参拝のハイライト、といってもよいでしょう。結界というものがもしあるとするならば、きっとここもそのひとつなんじゃないかな、と思わせる、そんな場所です。

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随神門の力強い字


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杉並木の途中で、穴が空いた杉がひとつあります。よくある空洞なのですが、以前ここの中に吉永小百合が入ったCMだか番組だかがあったそうで、それから中に入る人続出。今は立ち入りが簡単に出来ないようにお護りされているそうです。

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よく見ると天使みたい?な石像。天狗??なんだろう??

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DOORSーこころのドアを開く旅。

超私的聖地巡礼とは?

DOORS連載・旅人ゆうこりんが送る、極めて個人的にここはすごい! と思っている場所を紹介するコーナーです。

日本全国47都道府県にとどまらず、海外のスゴイ場所も ときどき紹介します。今流行のパワースポットから 隠れた秘湯、個人的に強烈な記憶がある場所など ジャンルはさまざま。ちょっとした旅のエピソードを添えてお届けします。

ゆうこりんの旅人歴

気がつけばどこかへ行っている、人にそう言われるほど旅が好き。
初めての一人旅が屋久島へ自転車キャンプ旅、初めての海外旅行が カナダへのスキーなど、アウトドア志向がやや強め。

国内は47都道府県を制覇。秘湯や廃墟、岬や灯台を好むが、 ときどきリゾートホテルにも泊まったりする。 海外は通算30回ほど出かけている。アジアとアメリカが多いかな。
→その他旅の履歴はこちら

昨今のパワースポットブームにはあまり興味はないけれど、 確かに土地の持つエネルギーが強いと思うところは多くあって、 ときどき本屋でその類いの本を立ち読みしてチェックしているちゃっかりやさん。

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