15 Feb 2015年2月・アメリカセドナ&グランドサークルツアー開催レポート
2015年2月1日(日)~10日(火)8泊10日で、こころのドアを開く旅。DOORS×LAとJAPANを繋ぐラパンアドベンチャーズで「2015アメリカセドナ&グランドサークルツアー」を開催。
DOORSうーみんが、リポートします。
今回、僕は、一参加者で兼スタッフという立場で参加。成田空港で8名の参加者のみなさんとドアーズ3人が集合し、同じ飛行機でアメリカを目指しました。
初日:出発〜ラスベガス
約8年ぶりの海外旅行に、ドキドキしながら飛行機に乗り込むと定刻から約30分遅れての出発となりました。
けれど、この出発の遅れのおかげで、離陸して間もなくした時、ふと窓を見ると、そこには今までに見たことのない、息を呑むほど美しい夕焼けに真っ赤に染まる日本一の山、富士山が姿を現しました!
その富士山は、まるでこの飛行機のみんなに、「アメリカを楽しんで来なさい。いってらっしゃい」と、見送ってくれているようでした。
そして、ロスアンゼルスで乗り換えた後、広大な砂漠を抜けると、突然の大きな人工の街ラスベガスがあらわれました。
ラスベガスでは、11名が2組にわかれ、それぞれにラスベガスの夜を楽しみました。
この日は、はからずもアメリカで一番人気の高いスーパーボウルの決勝の日でもあり、街は色々なキャラクターにふんした人で大賑わいのとてもエキサイティングな夜を楽しむことができました。
ツアー2日目:ラスベガスからルート66を通ってセドナへ
朝9時、ロサンゼルス在住ラパンアドベンチャーズのいづみちゃんTakくんとホテルで合流し、総勢13名が2台の車に乗り込み、約1週間かけて総移動距離2200キロのロングドライブの旅が、いよいよ始まりました!
まずはセドナを目指します。
広大な砂漠の中に人工的に作られたラスベガスの街は、それほど大きくはなく、ホテルを出て15分ほども車を走らせれば、街は一気に砂漠へと変わっていきました。
その広大な砂漠の中を、ひたすら走るドライブも超楽し!
走れば走るほど、みんなの中の制限や必要のない枠が外れていくようでもありました。
途中で、映画「カーズ」のモデルになった町セリグマンに寄り、ルート66で一番有名なお店で、みんなで楽しいお買い物。
それから、更に車を走らせること数時間、いよいよ憧れのセドナに到着しました。
まずは、セドナの4大ボルテックスの一つカセドラルロックを眼前に見渡せるレッドロッククロッシングという場合へ。
ボルテックスとは、ラテン語で渦巻という意味。地球の奥深くの台地から強いエネルギーが天空へ向けて渦巻のように放出されている場所のことをいいます。
サンセット少し前に、そこに到着した僕たちに、夕焼けに染まり刻々と色を変えるそれは美しい姿を、カセドラルロックは見せてくれました。
その後、ステーキ屋さんで、美味しい食事。エネルギーを補給した後、ホテルに戻る組と4大ボルテックスの一つエアポートメサに行く組に分かれました。
僕は、エアポートメサに行く組に入りそこに向かいました。
UFOの目撃談も多い場所と聞いていたので少し期待していましたが、この日はセドナ以外の場所を旅していたようでUFOには会えませんでしたが、その代わりエアポートメサでみんなで横になり充分にエネルギーを充電してもらいました。
ツアー3日目:セドナのパワースポットトレッキング
午前中は、セドナの4大ボルテックスの一つのベルロックへ。
ホテルから車を走らせること数十分で、ベルロックに到着。ベルロックは、その名のとおりベルの形をしています。
一歩ずつ岩の感触を地球の感触を感じながら、この岩山を進んでいきます。
登りはじめて1時間ちょっとで、人が登れる最終地点に到着。
そこからの絶景は、言葉では言い表すことのできない、写真でも伝えきれない素晴らしいものでした!!
感動!
いや、感動とも少し違う。この時の感じを文章にするならば、こころや魂は震えるほどの感動を覚えているのに、脳や思考は、今までに見たことも感じたこともない、このあまりにも広大な素晴らしい絶景を本物とは認識しきれず、この現実をすぐには受け入れられないようでした。ここからの眺めはそれほどの広大さでした。
その場でみんな思い思いのポーズで写真を撮ったり、その場を感じつくしました。
あっという間に時間は過ぎ、お腹も空いたので、ベルロックを下りセドナの街にある世界一美味しいサンドイッチ?!をいただきました。
午後からはもう一つのボルテックスのカセドラルロックに登ります。
ここは、午前中に登ったベルロックよりもう少し難易度の高い岩山。
途中、岩山をよじ登る場所も数カ所ありましたが、龍が「よく来たね」と温かく僕たちを迎えてくれました。
そして、人の登れる最終地点に到着。
ここからの眺めも最高に綺麗でした。
「わたし、どこにでも行ける!」
という気持ちが湧き上がってきたという参加者の方もいらっしゃいました。
山を下り車を走らせているとちょうど日の入りの時刻。
すると、美しい夕焼けが!!
ラパンの2人は、まるで申し合わせたかのように夕焼けが見えるベストポジションに車を止めてくれ、地球の織りなす天体ショーをみんなに思う存分味わせてくれました。
こういう突然の予定変更も、DOORSならでは!
ツアー4日目:セドナ〜モニュメントバレー
午前中にセドナの街を散策した後、次の目的地モニュメントバレーを目指しました。
またしても広大な大地を走り抜けていきます。
セドナは、ネイティヴアメリカンの聖地ですが、モニュメントバレーもまたネイティヴアメリカンの聖地なのです。
現在も、ナバホ族の方々が暮らしています。
日の入り少し前に到着した僕たちは、モニュメントバレー1番のビューポイントに向かいました。
美しく神々しい岩山が眼前に広がります。
歓声があがるほど夕焼け!素人の僕の写真では、伝えきれません(汗)
日が傾くにつれ刻々と表情を変える岩山は、それはそれは美しかったです。
まさに聖地。
さらに、この日は立春であり満月の日でした。
日の入りからしばらくすると、3つの岩山の真ん中の岩山のすぐ横から真っ赤な満月が姿を現し始めました。
近くの岩に座り、その真っ赤な満月を見ていると涙が溢れてきました。
それは、5年前に、ゆうこりんとひろかっちが、わざわざ神奈川県から長野まで来てくれ僕をセドナの旅に誘ってくれたとき、行きたい気持ちはあったものの金銭面や体調面でその誘いを断ってから約5年ごしに、この地を訪れることができた喜びの涙であり、2人に対する感謝であったのかもしれません。
また、2歳半の時、空を見上げ「僕ここじゃないどこかで生きていたことがある」と感じた、そのどこかにいま立てたことへの喜びの涙だったのかもしれません。
かつてネイティヴアメリカンとして、この地で一緒に暮らしていた仲間たちと、こうしてまた一緒にこの地に立てたことへの喜びの涙だったのかもしれません。
自分にとって、旅のメンバーにとって大切な癒しの時間が流れていきました。
ツアー5日目:モニュメントバレーで乗馬&トレッキング
「日の出前がとても綺麗です」。
と、ラパンのTakくんに教えてもらっていたので、夜明け前のビューポイントに行くと、満月がお出迎えしてくれました。
その場で、東の空を眺めていると、真っ暗だった空が少しずつ明るくなってきました。
刻々と表情を変える岩山。
この日の午前中はこのネイティヴアメリカンの聖地に入らせていただき、みんなで乗馬を楽しみました。
馬に乗ると簡単に馬の扱い方をレクチャーしてもらい、いざ出発。
車であれば、思った通りに運転ができますが、当たり前ですが馬は生き物なので、いくら扱い方を教えてもらっても思うようには動いてくれません。
突然馬どうしじゃれ合ったり、ケンカしたり、突然ダッシュしたりと、もードキドキです。
が、後半になるとだいぶ馬の動きに合わせられるようになり、とても楽しい時間を過ごすことができました。
午後からは、この聖地をトレッキング。
ビューポイントから見える左の岩山の回りを歩きます。
13人のメンバーが、色々な組み合わせになったり、1人静かに歩いたり、その時そのメンバーに必要な話が時間が展開していきます。
話すごとに、步を進めるごとにネイティヴ時代の色々な思いが癒されていくようでもありました。
トレッキングが終わると、まるで計ったかのように日の入りの時刻。
昨日とはまた違う素晴らしい夕焼けをモニュメントバレーは僕たちにプレゼントしてくれました。
ツアー6日目:モニュメントバレー〜サンタフェへ
前日の夜明け前から日の出までの素晴らしいショーをもう一度見たくて、氷点下近い気温の中、ホカロンを握りしめ、ビューポイントへ。
この風景を見ていると、自分の中の様々な枠や制限や思い込みに気づかされます。
日本、県、地域、家族、仕事などなど・・・。同時に、この風景を見ているだけで、それらの枠が自然と外れていくようでもありました。
美しい朝焼けから、日の出もバッチリ!
朝食後、車に乗り込み、今日の目的地サンタフェを目指します。
まずは、映画フォレストガンプで有名なポイントでパチリ。主人公トム•ハンクスが走ることを止めた場所。
さらに車を走らせ、「ここも素晴らしい場所ですよ」と、ラパンの2人オススメのキャニオンディシェイナショナルモニュメントへと。
深く大きな渓谷を見下ろせる場所。
写真を撮影したすぐ後ろは数百メートルの断崖絶壁。
高所恐怖症ではないと思っていた自分ですが、ここに立つと、足が震えるというか、おしりの穴がムズムズします。
ここにもモニュメントバレーのように、いまでも、ナバホ族の方々が住まわれているそうです。
「私ここ(に住んでいた)かも?!」という参加者の方がいましたが、僕も同じような感覚を覚えました。
数百年の時を超え、かつて生きていたであろう場所を全身で感じエネルギーを充電しました。
その後は、メキシコ料理屋さんで美味しい食事をいただき、サンタフェの街へと。
ツアー7日目:サンタフェ〜ホワイトサンズ
みんなの好きそうなものがいっぱいある!
ということで、午前11時出発を午後3時に変更。それまではアドビ建築の可愛いサンタフェの街を、それぞれに楽しみました。
集合までの時間、ドアーズの3人で以前宮沢りえちゃんも楽しんだであろうサンタフェの街を、散策しました。
時間になりホワイトサンズに出発。
途中、参加者の方の希望でターコイズ街道を通り、そこで石屋さんに寄ると、可愛い石やアンティークのボトルに、またまたみんなはテンションアップ。
満面の笑顔でショッピングを楽しむみんなを見ていると、自分も楽しい気分になってきます。
さらに走ること数時間。
すると、満天の星空が僕たちを迎えてくれました!
この時見た星空は、今生僕が見た中で間違いなく1番の最高に綺麗な星空でした。
2台でのバンでの旅は、途中色々な組み合わせになりましたが、今日は、いづみちゃん号。
いづみちゃんに質問します。
どういう考え方、どういう生き方で、いまに辿り着いたのか?を。そんなこんなで車の中は、いつしかいづみちゃん&ひろかっちの生き方トークショー。
みんな長旅で疲れ眠いながらも、真剣に耳を傾けます。
こころの望む方向に舵を切り続けてきたいづみちゃんの「必要なものは、すべて天から降ってくる」という言葉が、そこにいたみんなのこころに染み込んでいきます。
さらに、この日の締め括りに、いづみちゃんの真実の一言。
「必要な時に、必要な人と出会うようになっている。だから大丈夫」。
ツアー最終日:ホワイトサンズ国立公園
早朝、ホワイトサンズで虹の輪に囲まれた日の出を観賞した後はウォルマートでお買い物。
昼食後は、ホワイトサンズをトレッキング。
東京都の3分の1あるといわれる真っ白な砂漠を、参加者全員で裸足になり走り回り寝ころび飛び跳ねシャボン玉で遊びました。
あっという間に時間は過ぎ、気がつけばサンセットの時間。
真っ白な砂漠に太陽が沈んでいく。
そして、その後のピンク、青、紫に空の色が変わるマジックアワーと呼ばれる時間。
ラパンの2人に「ホワイトサンズは凄いよ!」と聞いてはいましたが、想像を超える素晴らしさでした。
その後、エルパソに移動して夕食を済ませホテルで閉会式。
参加者みなさんから、
「ドアーズの旅に参加するたびに自分たちのライフスタイルがより良く変わっていった」
「満月の時期なのにタイミングで満天の星空に遭遇したり、予定変更で素晴らしいサンセットを心ゆくまで眺められたり、偶然素敵な石屋さんを見つけられたり、すべてパーフェクトな旅でした!」
「カセドラルロックに登った時、わたし何処にでも行けるって思いました」
「こんな楽しいドアーズの旅に1人でなんか行かせられないと思って私も一緒に来ました」
などの感想をいただきました。
今回の旅は、「史上最高の旅」とうたったとおり、スケジュール、天候、旅の道中の必要なときに必要な人との会話、様々なタイミングなど、全てパーフェクトの素晴らしい旅でした。
それは次のステージに自分自身を連れて行くと決めた方々が参加してくださったからこその、まさに奇跡の旅だったように思います。
そんな旅をご一緒できたことを本当に嬉しくありがたく感じています。
参加していただいたみなさん、本当にありがとうございました!
(DOORS×LA-Panの5人でジャンプ)
※この旅のエピソードや名言、写真をDOORSひろかっちの個人ブログでもご覧になれます。こちら。