DOORSひろかっちがリポートします。

締め切り2日前まで、申し込みが一人も来ないという異例の事態から始まったこの旅でしたが、いつものごとく皆神山や戸隠が人を呼び寄せたかのように、人生の転機にある4人の参加者を迎え、6人で旅をすることになりました。台風が日本列島直撃の最中にかかる旅でもありましたが、DOORSの旅は、台風でも味方。むしろそのおかげの恩恵をたくさんもらい、すべてがパーフェクトな旅でした。

2014年10月11日（金）～13日（日）に開催した「秋の戸隠＆皆神スピリチュアルワーク」。旅の始まりは、車の中での自己紹介ワークや脳科学や潜在意識の話から。スピリチュアルワークでは、車の移動時間もワークショップの場となります。初日に向かった先は、龍と黒姫様の伝説の伝わる黒姫山。

その融合がなされたとき、人生はよりパワフルに動き出します。これはスピリチュアルワークのひとつのテーマです。この旅は、自分で現状に気づき、もはやいらない思い込みや価値観を手放していけるよう組み込まれています。たわいのない会話も、一見まったく関係のないようなたとえ話も、誰かのこころへ変化を起こすきっかけとなっているのです。

そして、そのあとは、私ひろかによる誘導瞑想。

今回は、自力整体ではなく、第2チャクラ（本当の自分）を感じる誘導瞑想をおこないました。今回の旅のテーマを「龍と結婚」と、最初からうーみんは話していて、それは「龍＝本当の自分の思い」を思い出し、人生を進めていくということでした。

こういうワークが初めての方も、ただ目をつむって気持ちよくこの場所のエネルギーを感じているだけで、こころの中で何かが変化していきます。後ろでは、うーみんが「黒姫のエネルギーとみんなをつなぐヒーリング」をおこなっているので、より一層、感じやすくなっているのです。

大切な何かを思い出した人もいます。

自分の中の手放すものを発見した人もいます。

ただただ気持ちよさを感じていた人もいます。

何にも感じなくたってよいのです。目を閉じて、この場所のエネルギーを感じようとしてみることが、とっても大事で、それだけで気持ちは穏やかになってゆくのですから。

そんな誘導瞑想のあとは、軽くランチ。

そして、妙高山を眺めながら、カードワーク。「今回の旅へのメッセージ」を、まずは自分で感じてもらいます。当初は、すぐにカフェに行く予定でしたが、突然の予定変更でした。DOORSの旅では、みんなにとって最も良い体験となるよう、その場の雰囲気や様子で行程の組み替えをおこなったりします。

それも旅の醍醐味！決まった流れが落ち着くうーみんは、私の直観で決断していく流れに、時折、ドキドキしていますが、それでも、すべてを信じて、委ねて、行動すると、すべてパーフェクトに収まるから不思議です。DOORSの旅では、そんな「すべてパーフェクト！」という不思議体験もできちゃいます。そんな体験を通して、「自分自身の人生もパーフェクト！」と感じてもらえたら嬉しいなとDOORS三人で思っているのです。

カードワークで、青や緑などいろんな色がある中、なぜか「全員オレンジ色」のカードを引きました。

秋、紅葉の季節とシンクロ？！第2チャクラの色？！＝本当の自分との対話？！いまは、まだわからないメッセージも旅をする中で、そして最後に「あぁ、あのカードにはこんな意味があったのだ」「あのカードが言っていたことが起こった」など、すべてが繋がってくるから、これまた不思議です。

振り返れば、美しい妙高山と黒姫山。来たときには、風がありとてもここには居られない様子だったのに、ワークのときだけは、風がやみ、ぽかぽか温かい空気の中で、落ち着いてカードワークができたのでした。こんな風に大いなる力も応援してくれているのを直接体験できるのも、DOORSならではなのかもしれません。

長い一日目は、まだまだ続き、とっておきの秘湯温泉の素敵なカフェで、私ひろかファシリテートによる解放ワーク。今の自分にもう必要のないものを紙に書いてもらい、それらを解放していきます。

最初の説明を聞いた時点ではみんなは、自分でも何を書くのかわからない状態でしたが、ひろかの開放と開花のエネルギーと参加者の方々がより強く繋がりはじめると、手が自然と動き、紙の上にその人にもう必要のない

エネルギーがだんだんと形として表れてきます。そして、自分で書いたものを自分の目で見て、もう必要のないエネルギーや思考を認識し、それらをひろかの誘導で解放、手放していきます。このワークは、参加の方々が認識しているよりも、深い部分を癒し今後の人生を大きく変えていきます。どんな解放が起きたのかは、旅をともにした仲間だけの秘密♪

今までスピリチュアルワークは何度も開催していますが、初日にこれだけワークを入れたのは初めての事でした。きっとそれだけ癒される必要があり、今後大きく飛躍される方々が集まってくれたのだなと感じています。

このあと、美味しいご飯を「蔵」の中にあるお洒落なレストランで食し、ほっこり温泉にはいって、皆神神社へと向かいました。

エネルギーをいっぱい受けて、お社のなかでそれぞれの時間を過ごし、目覚めます。寝袋に不安を抱えていた参加のひとりもぐっすり眠れたようで安心していました。

二日目も快晴。早朝、宮司さんにご祈祷してもらう正式参拝から始まります。そして、皆神山の強力パワースポットへ参拝。

自分がなぜ生まれて来たのか、なぜこのようなことになったのかがすべてわかり、一瞬にして鬱が治ったという方に、うーみんが出会った場所。今回の旅でも、私の話を聞きながら、景色を見ながら、なぜだか涙が溢れ続けた人もいました。さらに、旅人との面白い出会いもあり、たくさん笑いました。

お社のなかでは、ヒーリングワーク＆シェアリング。大切なことに気づく時間が流れていきます。この場所のエネルギーが、その人が抱えてきた苦しみを吐き出させ、天に返してくれるのかもしれません。

その悲しみも苦しみも、わかってあげられるのは、自分だけ。私たちは、その思いに寄り添うことしかできませんが、それぞれの話を聞きながら、参加のそれぞれが、それぞれに寄り添う時間となったように思います。

とはいえ旅なので、こもってワークやセラピーをしているだけではありません。洞窟の中にある岩戸神社を訪ねたり、小布施町の浄光寺へ参ったり、スラックライン体験をしてみたり。

夜ごはんは、和食のお店へ。ラッキーにも個室にしてもらいました。今回の旅は、いつも使っているお店が満席などで予測外の展開続き、いつものスピリチュアルワークと違うお店を選ぶことになりドキドキでしたが、結果、参加のみんなは大喜び！「美味しいものずくしで、感動の食の旅！！」とも感想をもらいました。

この日の夜は、インナーチャイルドセラピー。スーパー残業ではありましたが（笑）、みんなの熱意に応え、全力投球でセラピーの時間とさせていただきました。傷ついたインナーチャイルドを癒すと、そこから自分を愛する力が目覚め始めてきます。それぞれ、思いも寄らなかったインナーチャイルドが、元気を取り戻していきました。

この間、うーみんはヒーリング＆ホ・オポノポノ（※ホ・オポノポノとは、自らの記憶に向けて、「どの記憶が問題を引き起こしているのだろうか？」と問いかけた後、「ありがとう」「ごめんさない」「許して下さい」「愛しています」の言葉を繰り返すことで実践されるハワイに伝わる癒しの技法です）をして、みんなの解放をサポート。そのおかげで、自然にインナーチャイルドが元気に変化していきます。それぞれにも、自分でインナーチャイルドに「愛しているよ」と何度も何度も伝えてもらいました。

自分が自分に「愛している」と、心から伝えられたとき、何かが目覚め始めます。誰かに愛していると言われて安心するに留まるのではなく、自分が自分自身にそう言えることこそ、自分が自分として生きていくうえで、本当に必要なことだと思うのです。

三日目は、いよいよ戸隠五社参拝。

朝は、皆神神社でオーストラリア原住民の楽器ディジュリドゥを吹かれる方に出会い、音色をみんなで聴かせていただきました。魂に響く音。その音を胸に、新たな人生の扉を開きに、いざ戸隠へ！

台風の影響もあり、週末は激混みシーズンな戸隠ですが空いていて、スムーズにめぐることができました。美し紅葉の戸隠。約2キロの奥社参道は、オレンジと黄色に染まっていました。

誰かが、「最初に引いたみんなのカードの色みたい」と声を上げてくれました。だから、「秋＝紅葉の季節」に開催だったのでしょうか。体感覚としても、それぞれがオレンジ色の温かいエネルギーが自分の中にあることを思いだすために。

「もう一度、自分への信頼や自信を取り戻す」というのが、今回の旅の最大テーマだったのですから。そういうことも、第2チャクラと関係のあるテーマであり、第2チャクラの色であるオレンジ色の活性化につながります。

私も紅葉の戸隠は、初めてでしたが、夏の緑とも、冬の白とも、まったく違う光景が目の前に広がっていました。最終日は、戸隠そばを食べ、小布施町でお茶タイム。ここでも最後のワークをおこない、爆笑あり、涙あり、気付き満載の濃い時間となりました。

今回の最終日は、皆神神社の年に一回のお祭りの日。いつもは閉じてある扉が全開になっている貴重な一日でした。このようにして最後まで、すべてはパーフェクト。主催していながら、毎回の絶妙な采配には、人智を超えた大いなる存在である宇宙の偉大さを思わずにはいられません。

長野駅では、みんなをひとりずつ見送るときに、それぞれに龍が優しく包み込むように守ってくれているのを感じていました。旅を終えた、翌日、うーみんと二人で黒姫へ行き、この旅のみんなで見た黒姫、妙高、北信五岳は、奇跡的だったことを思い知らされました。

雲一つない青空に、なにものにも揺るがない強さと優しさで立つ美しい山々を、あの日に、私たちは見ることが必要だったのだと。可能性を感じて、スピリチュアルワークの旅に参加してくれた参加のメンバー、応援したり情報提供したりしてくださったみなさん、本当にありがとうございました！