さて、そんな私の聖地紹介の第一回目は、やはり今住んでいる地元からお届けします。
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西に一番星が輝くこの写真の場所は、神奈川県・三浦半島西海岸・葉山の一色海岸というところです。西海岸なので、夕陽が海に沈みます。(正確に言うと伊豆半島の東海岸に沈むのですが)
この場所、ちょうど葉山御用邸という皇室関連の別荘のま裏に当たります。
明治時代に選定されたというこの場所、当時は相当風水的なものも調査した上で作られたでしょうから、おそらくそういう意味でもパワースポット的な要素はあるはずです。
そんなことは今はどこにもうたわれていません。けれど、ここはほんとうに私にとっては特別な場所だ、と感じます。そしてきっと地元の人もみんなそう感じていて、とても大切にしている気がします。
特に小磯と呼ばれる一色海岸と長者が崎を隔てる芝生のような出っ張りがあるところで、ごろんと横になってぼんやりしたりしていると、ただそれだけで清々しい気持ちになるのです。
冬は寒いけれど、富士山がどーんと目の前に見えることも多く、あまり人もいなくて最高にいい雰囲気です。
夏になると、地元の大人が集う海の家が数軒建って、まるで海外のリゾートにいるような気分になれます。以前ここでマッサージをさせていただいていたのですが、波音を聞きながらのトリートメントは、やっている方も気分がよくて、最高でした。
都内から1時間半でこんなステキな場所があるなんて。
友人を案内するといつもそう言われるところ。春夏秋冬、それぞれに素敵な場所です。今の季節はワカメがシーズン。あちこちで干されているワカメの姿は、春がはじまる少し前の葉山の風物詩です。
東京都内からだとJR湘南新宿ラインまたは横須賀線にて逗子駅へ。
そこから葉山行き(山回り海回りとも)バスで15分程度、葉山下車すぐ。
はじめまして、ゆうこりんです。旅行というよりも旅が好き。あちこち名所旧跡を巡るよりは、体験型の旅のほうが好きです。とはいえ、あちこち巡ることも忘れてはいません。海外はもとより日本国内も様々な場所へ行きました。
最近はボディセラピストという職業柄?なのか、とにかく清らかなところに行きたい〜という思いもあり、神社仏閣だけでなく、どうやら美しいところに惹かれる傾向があるようです。
そんな日本各地そして世界各国で出逢った印象的な場所を、ものすごい偏見と個人的フィルターを通して紹介していきたいと思います。たとえば超メジャーな伊勢神宮のようなTHE 聖地!みたいなところから、ある一部のマニアにしか受けないようなところまで。
しかし、そもそも聖地ってなんなのでしょう?
宗教的な意味合いを持つところ?「気」のエネルギーが大きいところ?
ちょうど今テレビで聖地学という番組をやっていて、興味深く見ているのですが、それによると、日本は自然崇拝という宗教観からして、自然そのものを聖地とする割合がとても多いのだそうです。それに比べて、西洋や中東などは、仏陀やモハメットやキリストにまつわる礼拝地や修行地が多いのだそう。
確かに日本の神社などは、ご神体が山そのものだったり、ご神木があったりして、それがわたしたちの生活に根付いているからこそ、一般的に日本で聖地やパワースポットと呼ばれるところも、自然にまつわるところが多いのだろうと思うのです。
だから、誰にでも自分にとってとても大事な聖地というのは存在すると思っています。例えば昔よく遊んだ公園、自分の家の近くにある小さな池、山、表参道の並木道や六本木ヒルズのイルミネーションだって、その人にとってそれがホッとする場所であれば、それは聖地と言えるのではないでしょうか?
そんな私にとっては旅や生活の思い入れいっぱいの場所=超私的聖地を、
これから少しずつときどき写真を織り交ぜながらお話していきます。