img_kumamon.gif阿蘇山は、熊本県にあって、熊本県といえば、くまモンですよねっ(笑)。(くまモンはゆるキャラではなく熊本をPRする公務員なのだそうです)なーんて、そんないきなりすごい文章でスタートしてしまったくまモンファンの私ですが、今回の超私的聖地巡礼は、熊本県が誇る一大観光地、「阿蘇山」とその周辺をご案内したいと思います。

阿蘇山(あそざん)とは、熊本県阿蘇地方に位置する活火山。でも実は阿蘇山という名前の山はなく、カルデラの内側には、標高1000mクラスの中岳、高岳、根子岳、杵島岳、烏帽子岳があって、その阿蘇五岳の総称を阿蘇山と通常呼んでいるそうです。

世界でも有数の大型カルデラと雄大な外輪山を持ち、「火の国」熊本県のシンボル的な存在として親しまれています。火山活動が平穏な時期には火口に近づいて見学できるのですが、活動が活発化したり、有毒ガスが発生した場合は火口付近の立入りが規制されるという、結構デンジャラスな場所だったりもします。

阿蘇山の外輪山には、やまなみハイウェイという道路が通っていて、そこをドライブするのが私は大好き。なんとなくハワイ島を彷彿させるような、日本離れした雄大な景色がそこには広がっています。時々馬が道路を横切ったりして更にハワイ島っぽい・・・。そういえばハワイ島も火山の島、そしてここ阿蘇も完全な活火山。そういう意味でも阿蘇とハワイ島、ちょっと似ているのかもしれませんね。
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やまなみハイウェイ

特に美しいのが、草千里と呼ばれる、青々とした草に覆われた草原。火口の跡にできた池が出没する時期もあるそうです。ここは本当に広々として気持ちがよい場所。何時間でもゆっくりしていたい、そんな風に思える場所です。駐車場が有料だったり、おみやげ屋さんが昭和だったりと、そういう意味ではあんまりリラックスできないですが(笑)、お弁当持ってピクニックしたいようなそんなところ。

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草千里

私が阿蘇を訪れたのは、秋。ちょうどすすきがそろそろかな?という頃でした。青空の中ドライブをするのは本当に気持ちがいい。

そして、そんな活火山阿蘇のまわりには豊かな温泉がこれまたモリモリとあります。

通に人気の黒川温泉、そして由布院も、阿蘇に程近いところにありますし、有名ではないけれど、素敵な温泉がたくさんあります。地獄温泉なんていう聞いただけでも効能ありそうなところも。私は見学を兼ねて黒川温泉へ行って、日帰り湯をいただきましたが、日帰りではなく黒川はゆっくり滞在したいところだな、と思いました。今度行くならもっとマニアックな、雰囲気重視ではなく泉質重視、みたいなところに行ってみたいですね!

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温泉とともにもうひとつ、忘れてはいけないのが、湧水の数々。
阿蘇の近辺には、その五岳から湧きでた水スポットが点在しているのです。

その中で一番有名なのが、白川水源と呼ばれるスポット。吉見神社という神社の中にある湧水は、地元の人や観光客にも愛されていて、ひっきりなしにポリタンクで水を汲む人などが訪れています。

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その透明度といったら、思わず吸い込まれそうになるほど。毎分60ℓという圧倒的な湧水量は、阿蘇の山からの恵みそのもの。そりゃあ美味しいでしょうよ、と言いたくなる感じの素晴らしい景観です。

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白川水源と同様に、南阿蘇湧水群として多くの水源地があります。(みなみあそ村観光協会サイト
もうひとつ、私が行ってすばらしかったな〜と思う場所を紹介します。
こちらも有名な水源のひとつである池山水源(名水アルバムさまより参照リンク)です。

私はここに夕方に行ったため、人が全然いなくて、より神秘的なイメージが残っていて、写真もそのせいで超ピンぼけですみません、なのですが。

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池山水源(池みたいになっているところ)から流れ出る川の流れ

ここも、日本名水百選に選ばれているそうで、水源地から流れ出て来る川の流れが、この世のものとは思えないほど清らかな感じがして、暗くなるまでずっとずっとその流れを眺めていました。
ここはまたいつか再訪したい場所のひとつです。


 
 阿蘇へのアクセス

 首都圏からは熊本空港からレンタカーというのが一番一般的かもしれませんが、
 私は、航空運賃の安い福岡まで飛行機で行って、そこから車で九州を廻るコースを
 選びました。車でなら、前回ご案内した宮崎県高千穂地方とあわせて巡ることが
 できます。
  あそぶらりネット(阿蘇市観光協会サイト)にアクセス方法や公共交通機関
  にてアクセスする方法が詳しく掲載されています!