理想に近づこうと努力すればするほど、理想は遠ざかっていくものだ。
    しかし、理想の実現よりも、はるかに価値あることは、
    熱い思いをもって前に進み続けることである。
                           『ガンディー 魂の言葉』より



Dearひろかっち

今月の言葉を何にしようかなあ〜と考えていて、これにしようって決めたあとで、
たまたまTwitterのウォールに流れていたのがこの言葉。
いい言葉だなあと思ったので、急きょこちらに変更したよ。

理想。

いろんな理想ってあると思うけど、今の自分に一番しっくりくるのは
自分のライフスタイルの在り方の理想、というのが大きいかな。
仕事はどんな風にやっていくのがいいのか?そしてその規模は?
どんなことをどんな風に伝え、学び、行うのか?

遊びと仕事のバランス。
今の自分は、仕事が遊びであり、遊びが仕事の一部でもあるけれど、
それでもやっぱり完全なプライベートと、仕事というのは別物だし、
これからどんな風に生きていきたいか? 誰とどんな生活をしていきたいか?
ということは、大きなテーマとして自分の中にある。

そして、今、この日本という国が置かれている状況を考えるに、
わたし一個人という、とても小さな選択のように思えるそのことが、
もしかしたらとても大きな意味を持つのかもしれない、とも感じるんだ。

自分がどう生きていきたいか、という理想を持つこと。
これはとても大事なことなのだな、と。

理想なんて、夢のまた夢だから、目の前のことをただやる。
こういう考え方の人は、今の世の中とても多いと思う。
でも、これってよく考えたら、自分の理想や夢を放棄している
ともいえるんだよね。愛の反対は無関心、というけれど、
自分の理想、ありたい姿を考えないことは、自分の人生に無関心だ
と言っているのと変わりがない気がするんだ。

それは、とても、よくないことだ。

ガンディーの言うように、理想を高く掲げれば掲げるほど、
その高さに愕然として、近づくどころか、どんどん遠のくようにも
思えてしまう。

けれど、理想が実現するってこと、
例えば、素敵なパートナーと結婚して、いいコミュニケーションを
継続しながら、共に同じ方向に向かって生きていく、なーんてことが
実現することが大事なんじゃなくて、

その過程、つまり自分にとってのいい人生とは何?っていうことを
徹底的に考え、感じ、求め続けて前進し続けるその熱い情熱こそが、
本当に何よりも大切なんだなって思うんだ。

それが、個人個人の幸せだけじゃなく、
人を苦しめる核や放射能のない世界っていう理想だったり、
差別や戦争のない社会っていう理想であっても
きっとスタートは同じで、絶対諦めてはいけないものなんだな
ってそんなふうにも感じているよ。

ひろかっちはこのガンディーの言葉を読んで、
理想っていうものをどんな風に捉え、何を思ったかな?