wonder12_iwa.jpgのサムネール画像


今回のテーマは、「岩」。
岩ときたら、2度目に旅したセドナ帰り、今の私には、これっきゃないでしょ♪

同じ場所を訪れて、同じように岩に登っても、
行動も違えば、感じることもまった違う。

それは、当たり前のことなんだけれど、
その域、自身の感覚においては、別人!

人間って、たった1、2年で、別人ほどにも生まれ変わるくらいの、
驚異的な力をもっている生物だ。

私が、私自身に感じた、驚きと感動の体験記のはじまり、はじまり☆
あまりにボリューミーなので、Vol.15と合わせての前後編!


*********



ドドーン!

目の前には、わらっちゃうくらい巨大な岩・岩・岩。

ディズニーランドのビックサンダーマウンテンみたいな岩山が連なる景色が広がっていた。

「ひえぇ~!!これらに登るの?!」

高いところが、すこぶる苦手な私は、
笑いながらも、内心どきどき。

初体験だらけの出来事に、目をくりくりさせていた。
(いまとなっては、もう、その感覚すら忘れちゃったけど)


世界的なパワースポットと呼ばれるそこが、
どんな場所かもほとんど知らないまま、
2010年2月、宇宙が仕組んだかのような流れに身を任せて、
アメリカアリゾナ州のセドナという町までやってきた。

この旅が、一年後に「こころのドアを開く旅。ドアーズ」の発足に
つながっていくとは、このときは、夢にも思わない。

信じたのは、自分の直観。

「ひろかさん、セドナに一緒に行きませんか?」
と言われた一言に反応して、一度、断った返事をくつがえし、
「私、一緒に行きます!」と返事をした。

当時、個人的にはよく知りもしなかった、ゆうこさん(現ゆうこりん)と、
旅することを決めたのだ。

それは、私にとって画期的なことだった。
時間的、体力的、経済的な理由から、
旅に行く友人は、気心知れているA子かB子と限定していた。

それが何を思ったか、おせじにも親しいとはいえない人と旅をすることを決めたのだ。


その返事を決断というのなら、
その決断の瞬間に感じていたことは、ただひとつ。

まだ見ぬ自分の発見。
未体験ゾーンの自分の人生の可能性を、野性的感覚で嗅ぎ取ったことだった。

今までの人生のなかで、勝手に作ってしまった「制限」という枠を超える。
それは、自分が限界と思っている一線を越えること。

それなりに満足していて、自分の人生に「制限」をもうけていることにすら、
気づいていなかった感がある。
それを超える決意をした瞬間だったのかもしれない。

時間、体力、経済という言い訳で、
大好きな旅に、制限をかけまくっていたのだから。

大好きなものを制限することは、
人生そのものに、膨大な制限をかけることだと思う。


そして、もうひとつ。
セラピストの私が、ひとりでほんのり思っていた小さな未来の夢。
「感じていることをシェアしながら旅するツアーの定期開催」。

やりたいなら、「未来の夢」なんていって、もったいぶらずに、
今、できることから始めればいい。

単純に、ただそれだけのこと。

ゆうこさんがその時、何気なく話した夢と私の夢が重なった瞬間。
私のなかにあった小さな炎が、揺らいだのを感じた。

「セドナに行ったら何を感じるのか、何が起こるのか、
まずは自分たちで体験しなくちゃわからない。
いわば、これからのツアー開催に向けての下見みたいなもんだね♪」

それは、面白そう!楽しそう!!

そう感じた瞬間、「親しい子としか旅をしない」枠と制限は、
いとも簡単に、ぶっとんだ(笑)



テーマは、「岩」なのに、なぜこの話?!
なにが、「岩」に関係あるんだ?

関係、大有り。

なぜなら、この「岩」に登る行為こそが、
私がもうけていた限界を明らかにしてくれ、
そして、「制限」をドドーン!とはずしてくれたのだから。

Rock1 (600x800).jpg

セドナ・ベルロックに登る直前。たった2年前なのに、まだ幼い雰囲気のゆうこりんとわたし。

続きを読む