大きな決断をするのは難しいし、変えるのも難しい。そして一度大きな
  決断をすると、たとえそうではなかったとしても自分は正しい決断をした
  と信じ続ける傾向がある。客観的ではなくなってしまうのだ。
 
  そのかわりに、効率よく一時的な小さな選択をしよう。
  小さな決断をしても大きな間違いをすることはない。

  ジェイソン・フリード
  『小さなチーム、大きな仕事ー37シグナルズ成功の法則』より
 

Dear ひろかっち

今回のこのテーマは、私自身が今一番の課題としているこんな文章を選んでみたよ。

この引用の中で一番面白いと思ったのが、最後の文章。
「小さな決断をしても大きな間違いをすることはない。」ってところ。

確かにそうだよね、だよね〜!なんて思ったんだ。
大きな間違いをしないのだから、小さな決断はまったくリスクがない。
小さな間違いはすぐに修正可能だしね!

なんとなく、人は、何かをしようとするときには大きな目標をたてたほうがよいという
不文律みたいなのがあって、しかも、一度その目標を決めたら、変えてはいけない!
みたいに思ってしまう傾向があるように思う。

そして、この文章にあるように、その目標設定自体がたとえ間違っていたとしても、
意地を張るのかなんなのか、確かに客観的でなくなってしまうんだよね。
間違ってた、と認めたくない!!みたいな気になってしまうのは何故なんだろう・・・。

そこの答えはともかく、だからこそ、小さな決断をしようっていうのは、
なんとなくその「意地を張らない」「ええカッコしない」という点においても
理にかなっていると思ったんだ。

でも、これって、だからといって目標設定を小さなものにする、
ということじゃないんだよね。

本の中で、こんな文章が続いている。

 小さな決断をするということは、大きな計画を立てたり、大きなアイディアを
 考えたりできないというのではない。大きなことを達成する最善の道は
 一度に一つの小さな決断をすることだと信じるということなのだ。
 大きくて遠いゴールと壮大な実行計画の問題は、モチベーションを殺してしまう
 ということだ。それはあなたを失敗に導く。


・・・。失敗に導く、と結構キツイことハッキリ書いてるけど、
本当にそうなんだろうと思った。壮大な実行計画の前に、
「で、何からやればいいの?」とその巨大な構想にクラクラと
立ちくらみするような感覚になることって結構ある。
ていうか、いつもそうかも(笑)。

「夢とビジョンを!」〜なんて言って、いろんな夢を明確にすることは、
とても大事だと思うけれど、そして「そのとき実行可能な夢、実現できる
やり方がわかる計画なんて小さすぎる!」というのも本当だと思うけれど、
それでもやっぱり、千里の道も一歩から、ってことなんだよな〜

そうやって書いてしまうと当たり前のことなんだけど、
とにかく、今は目の前にある「小さく決断する何か」を毎日見つけながら、
その小さな目標を「できた!」「完了!」って喜びをその中に見つけつつ
いつか達成できるかもしれない遠いゴールへと少しずつ向かっていく
そのことに想いを馳せてみようと思っているよ。

ひろかっちはこの文章を読んで、何を感じたかな?


ゆうこりん