『あなたの将来は、あなたの過去の延長線上である必要は無い』スティーブン・R・コヴィー
Dear ひろかっち
これは、私が時々読んでいるメルマガで紹介されていた一節。
コヴィー博士というのは、超有名な大ベストセラービジネス書・・というか自己啓発本の
著書「7つの習慣」を書いた方なのだけれど、その著書の中で、
『(人間は)「想像力」により、自分の中に秘められた
可能性を発見し、将来について考えることができる。
また、「良心」によって、普遍の原則や自然の法則を理解し、
自分自身の独自の才能や貢献する能力を意識することができる。
(中略)
自分の持っている非効果的な脚本や不完全なパラダイムに
気がつけば、主体的にその脚本を書き直すことができる。』
と書いている。
要するに、「今、こういう状況だからこんな流れにしかならないだろう」
とか、「今までこうだったから次回もそうに違いない」なんていう
考え方に、人は押しなべて囚われがちだけれど、人間っていうのは
自分のもつ想像力や良心、つまり「思いの力」みたいなもので、
いくらでも新しい未来を作り出すことができる、と言っているんだよね。
それを端的に表してるのが冒頭の一文、
『あなたの将来は、あなたの過去の延長線上である必要は無い』
なんだと思ったんだ。
辛いことや、うまくいかないことが何度も連続して起こったとき、
今までうまくいった試しがない、というようなことがあったとき、
どうしても人は、「だから次もそうなんじゃないか?」と恐れを抱き、
冒険するのが怖くなり、何もできなくなり、結局、その思いの強さ
から、「ほらやっぱりそうなった!」と自分で自分の結果を悪い方に
引き寄せてしまう。
けれど、本気でそれを変えようとするとき、
何かが間違ってる、と思うとき、
その前提となる人生の脚本、自分が描きたい未来の本当の意味を知って
無理やりそっちの方向に考えを持ってく!とかではなく、
自分を最大限に活かせる、間違った思い込みを「これは間違いなんだ」
と知って、新しい脚本に書き換えることが、やっぱり大事なんだと
思ったんだ。
そして、この書き換え、を助けているのが、私がやっている「人生を変える」
ボディセラピーであり、また、ひろかっちがやっているヒプノセラピー
などを使ったオリジナルの「ワンダーセッション」だと思ったりするんだ。
ひろかっちはこの文章を読んで、自分自身のこととしてどのように感じるかな?
またセッションについては、どんな意図でやっているのか知りたくなったよ。
ゆうこりん
Comment [1]
DOORSさん
Dear ゆうこりん
『あなたの将来は、あなたの過去の延長線上である必要は無い』。
いいとこ、突いてくるね~!
しかも、問いかけが、「自分自身について+セッションについて」。
うまいわね(笑)と思った。
さておき、本題。
私が、過去、自分を叩く自傷行為をしていたことはプロフィールとして公開しているけれど、
あの過去のまま自分が延長線上の人生を歩んでいたら、
いまでも、おそらく自分を叩いていただろうね(笑)
さらに、エスカレートしていたに違いない。
なぜ、自分が変わったかというと、自分自身の不調和に自分が気づいたからなんだ。
スティーブン・R・コヴィー氏のくだりで答えるなら、ここ。
「自分の持っている非効果的な脚本や不完全なパラダイムに
気がつけば、主体的にその脚本を書き直すことができる」。
私は、主体的に自分の人生を書き換えて来たよ。
25歳の私は、社会人3年目で、周りからはそれなりにうらやましがられる仕事をして、
彼氏もいて、収入もあって、両親も元気で、遊ぶ時間もあった。
でも、見た目は明るくて元気そうでも、身体は、ボロボロだったんだ。
そして、そこを探っていくと、自分の心の中に、
「私はもっと苦しまなければ、ならない」という感覚が埋まっていることに気づいた。
最初は、からだを叩く行為をおかしいことだとは思っていなかった。
それは、あまりに日常的に起こることだったから、私はそういう人間だと思っていたんだね。
でも、原因不明でからだが毎日痛かったり、生理痛でのたうちまわったり、何日も眠れなかったり、どう考えても何かおかしいという状況まで追いやられて、初めて自分をなんとかしたいと思ったんだ。
そこから、私は、自分の内面にある「無意識」レベルでの思い込みを見つけては、認めて、許して、手放していく作業を繰り返した。
当時は、「もう、25歳になっちゃったし、もう人生なんて決まっちゃったし」という考え方が、
こころの奥底のほうにあって、頭では、「私はまだまだ楽しい人生を送れるし、送るんだ!」って思っても、底なし沼に引っ張られる感覚が常にあったよ。
自分を見つめる作業を繰り返すうちに、感覚が変わっていった。
いまでは、「年齢を重ねるたびに、こころもからだも楽になって、もっともっと人生が楽しくなる!」って思っているくらい。
これを、自分のセラピストという専門的な角度から話すと、
一番に思い浮かんだのが、NLPでのタイムラインというワーク。
私もオリジナルの「ワンダー☆セッション」の中で使ったりするものだけれど、
ここでは、説明は割愛して、NLPについては、実践心理学とだけ伝えておくね。
そのワークの中では、過去に戻り、過去の出来事やそのとき感じたことを、いまの自分が感じ取ってくるのだけれど、そこで、過去の自分と対話して気持ちを聞いてあげたり、見えていた状況をイメージの中で心地いいものに変えて戻って来ると、
いま現在の感覚も変わるんだ。
「苦しかった」という過去が、「まぁ、そんなに思うほどでもないか」と思えたりする。
ときには、母親の気持ちをくみ取って対話してきたら、
「許せなかった母親」から、「一生懸命がんばっていた母親、お母さんも今の私より若くて、自分の気持ちを伝えるの大変だったんだよな」と許せる気持ちになっていたりする。
すると、現実で母親に会ったとき、母親を優しい気持ちで接することができたりする。
これは、私がセッションのひとつのベースにしている、ヒプノセラピー(催眠療法)でも使う技法のひとつでもあるけれど、過去の捉え方を変えることは、いくらでもできる。
そして、その捉え方が変わると、今現在の物事の捉え方も変わるから、
未来が変わる。
まさに、人生の脚本が変わるんだよね!
私のセッションでは、こういう過去の思い込みを自分自身で変えてもらうよう、
さまざまな角度から、そしてさまざまな手法を使って、おこなっているよ。
そして、「本人に気づいてもらう」ことを最も大事にしているので、
まず、事前問いかけメールに回答してもらうことにしている。
そこでは、「現在の状態」と「なりたい自分(=本来の自分に戻ること)、得たい未来」の二つのテーマで回答してもらう。
これは、まず自分自身で、この二つの間にある「ギャップ」に気づいてもらうことを意図しているんだ。
これからの楽しい人生脚本を生きるために、何を書き換えなければならないのかを、ここで私はリーディングさせて(読み解かせて)もらう。
その「ギャップ」のことを、ブロックとかブレーキとか呼ぶこともあるけれど、
どんなものでも、何かの役目があってそうなっているわけなので、
まずは自分でそこに気づかなければならない。
例えば、自由に生きたいのに生きられないとする。
そして、ギャップを埋めるセッションをしたら、「自由になるのが怖い」という思いがあったことに気づくとする。
この思いが邪魔をしてととらえがちだけれど、そうではなくて、「自由になるのが怖い」裏側で、必ず守っているものや得ていることがあるんだよね。
もしかしたら、それは「静かで落ち着いた時間」や「ひとところにいる安心感」だったりするかもしれない。
そこで、手放すか、そのままにしておくか、決めるのは自分。
私は、セッションでは自分自身で決めてもらうことに主眼を置いているんだ。
それが、自分の人生の脚本を自分で書くってことだと思うから。
自分自身もそうだったように、そして、今現在の自分もそうであるように。
こんな風に、私は、自分自身を通して、さらに専門的なセラピーという視点を通して、
「自分の持っている非効果的な脚本や不完全なパラダイムに
気がつけば、主体的にその脚本を書き直すことができる」と、
本気で思っているよ!
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