人の一生は一瞬一瞬の積み重ねだ。その一瞬一瞬を意識し、心に留めなければ、人生はあなたの上を通り過ぎていってしまう。― セシル・ビッガースタッフ
Dear ゆうこりん
いつも思うことだけれど、
こういうメッセージを見ると、改めて思うよ。
「今日という日の一瞬、一瞬を、全部、味わい尽くそう!」、と。
ゆうこりんもそうだと思うけれど、
自分の内面の意識が現実の世界に反映されることを知って生きていると、
どのひとときも、同じものはないことを痛感する。
毎朝、同じ気持ちで起きることは、ないように。
私は、臆病で自分の世界を切り開いていく直前で、
びくびくしたり、どきどきしたり、うえ~んと泣き言を言ったりすることも多々あるけれど、
ひとたび、新しい世界に入っていくと、
いままでのビクつきが嘘のように、生き生きと動き回ったりする。
そう、いままでの感覚がなかったことのように。
だって、ひとたび変わって経験してしまえば、
それ以前にあった恐れや不安は感じないから。
言葉を変えれば、
「それ以前にあった恐れや不安を感じることは、もう二度とできない」んだよね。
恐れや不安って、早く解放されたくて、感じたくない!って思いがちだけれど、
過ぎ去ってみると、あんな風に感じていた自分も愛らしいとさえ思う。
いま、私は人生が大きく変わっていくのを感じていて、
気づけば、数か月前の自分が感じていた感覚は、もう感じなくなっていたりする。
もっと言えば、1年前の自分では、もうない。
ということは、今の自分もあと数か月後には、体験できなくなるってこと。
よく思春期のころの多感な感覚には戻れないっていうけれど、
なにを、なにを、数か月前の自分の感覚にだって、戻れないよ!と思う。
そんな風に思うと、いまのドキドキもわくわくも、
全部ひっくるめて大事にしようって、改めて思ったよ。
このドアーズだって、最初の立ち上げは大変だったけれど、
胸を躍らせて、コンセプトやキャッチやサイトを考えたあのキラキラした時間は、
もう二度と体験できないんだもんね。
すべてが愛おしいね。
ゆうこりんは、ドアーズ以外にも、フリーダイビングとかふんばろう東日本支援プロジェクトとかの運営にも関わっていて、きっとそのときどきで、感覚や思いがまったく違うんだろうなぁって思う。
ゆうこりんは、これらを読んで、どんな風に思っているかな?
From ひろかっち
Comment [1]
DOORSさん
Dear ひろかっち
最近流行ってる言葉に「いつやるの?今でしょ!?」っていうのがあるけど、この言葉って、確かある予備校の先生が言い出して使われるようになった言葉なんだよね。そしてそれを知って、「なるほどーそうだよね」って思ったんだ。
わたしは、高校を卒業して、1年浪人して予備校生活を送ってるのだけれど、この「履歴書にかかない宙ぶらりんな1年」というのは、結構わたしの人生において重要な時間だったんじゃないかな、とふと思うんだ。
それまで、なんとなく「自分は大きな失敗なんてしない」って勝手に思っていた自分の人生が、志望していた大学に全部落ちて、そのちっぽけな自信が崩れていって。予備校に通う同級生は多かったから、挫折感みたいなものは全然なかったけれど、「来年落ちたらヤバい」みたいな切羽詰まった感覚をはじめて味わったのがこのときだった気がするんだ。
高校生でも、大学生でもない、空白の1年。
代ゼミでもなんでも、有名予備校のどんな難関大学志望コースに通っていても、そこでどんな成績を取ってても、自慢にもならず、むしろ隠しちゃうような不思議な時間。
今、努力しないと、次の展開はないんだ。まさに、「いつやるの?今でしょ!?」
でも、プレッシャーに負けると、逆に全然勉強ができなくなったり、テストの成績がどんどん落ちていったりして、明らかにそれはよろしくない結果を生んだりもする。
楽しみながら、結果を出すには、リラックスすることが何よりも大事。
勉強は必要だけど、息抜きはもっと大事。
そんなことを、そのとき学んだ気がするんだ。
不安とうまくつきあって、いろんな新しいステージに行く前の、そのプレッシャーすらも楽しむ。楽しめなくても、楽しもう、ととりあえず努力する。
歯を食いしばって頑張る努力じゃなくて、楽しく、楽観的になるための努力。
それって、意外と難しかったりする。けれど、その難関を突破したあとの展開は、たとえ自分が予想したこととは全然違ったとしても、(そして予想の全的中なんてない)その後の自分にとって必要で、大切なことなのだろうと、経験を通して何度も痛感し、学んでいるんだと思う。
新しいことをはじめるとき、何か違うステージが始まる前は、何が起こるかわからないし、どんなことが待っているかもわからない。
でも、予想のつかないことこそ、本当は自分の魂が待っている「ワクワクすること」そのもののような気がする。だから、ちょっと躊躇しても、その中へえいっと突っ込んでいくのが、私は好き。
で、突っ込んだら、ちょっと前のめりになって転んでしまっても。
それはそれで、また、そのときの忘れられない「今」の思い出になっていく。
いろんな場所で、いろんな人と、その「今」を共有することこそ、幸せっていうものなんじゃないかなって思うんだ。
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